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高脂血症の治療について

2009年2月14日 更新

薬を使用してコレステロールを低下させても、長期的な副作用はありません。癌が増えるというのは、間違った報道です。
狭心症や心筋梗塞になった方は、悪玉コレステロールを70mg/dlに低下させないと、心筋梗塞が再発する可能性が大きくなることが知られています。
LDL-C(悪玉コレステロール)を70mg/dlまで低下させて、長期間観察して結果でも、デメリットは認められておらず、逆に狭心症や動脈硬化の改善や予防に効果があります。
65歳以上の方なら、まったく検査結果に異常が無くても、コレステロールの薬を飲むと、狭心症や心筋梗塞が発生する危険を1/2に減らすことが出来ます。26ヶ国で1万7802人を対象とした試験で確認された事実です。
日本人は食生活や体格が、海外の方が違うので、コレステロールが高くても、治療の必要が無いというのは、とんでもない間違いです。



高脂血症の無い方でも、コレステロールの薬を飲むと、
心臓血管死、脳卒中、心筋梗塞、狭心症、動脈閉塞を44%回避することが出来ます。

プラセボというのは、偽の薬です。
26ヶ国で1万7802人
の方に薬を飲んでもらいましたが
自分が飲んでいる薬が、本物か偽物かは、わからない仕組みになっています。

これは海外の人を対象とした試験ですが、
日本人を対象とした試験でも、今まで全て同じような結果がでています。
日本人は食生活や体格が、海外の方が違うので
コレステロールが高くても、治療の必要が無いというのは、とんでもない間違いです。

なぜそういった誤った考えに行き着くのか、原因はハッキリしています。
こういった試験のやり方をご存じないのです。
前向き研究と後ろ向き研究の差です。

後ろ向き研究は、信じるに値しません。詳しくはネットで検索してください。後ろ向き研究は、安価で簡単な研究方法ですが、誤った結果が導き出され安い試験方法です。

 

 


 

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