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糖尿病の治療について

2010年1月15日 更新

HgbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)は、
5.8以下を目指します。

HgbA1cの結果は、6分で判りますので、
すぐに結果を説明出来ます。

治療の基本となるのは、薬ではなく、
食事と体重管理です。

すい臓に負担をかけない薬剤を中心に使用します。

インスリンを使う場合は、
1日1回タイプの超長時間作用型を主に使用します。

脳梗塞や心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症の
早期発見や予防に力を入れています。


当院でのHgbA1cの平均値です。


糖尿を管理している全員のHgbA1cを平均したものです。)
  平成19年03月 平成19年12月 平成20年09月
糖尿病の方の全体平均
7.0
6.5
5.8
インスリン治療中の方の平均
7.8
7.5
6.6


インスリン治療中の方は、低血糖になると危険なので、
意図的に、少し高めにコントロールします。


  • 一ヶ月の平均の血糖コントロールを表す指標の ヘモグロビンA1Cを5.8以下になるようにコントロールを行います。ヘモグロビンA1Cは採血後6分後に結果が出ます。

  • 治療の基本になるものは食事制限です。食事制限が不十分なままで内服治療をしても、検査結果は一次的に良くなるかもしれませんが、体重が増えてしまったりすい臓が疲弊してしまったりと、長期的に見ると良い結果が出ません。身長から理想体重を計算し、職種を勘案してその方に望ましい一日摂取カロリーを設定し、それを遵守しましょう。その後に初めて内服薬の意義が出てきます。

  • 内服薬はすい臓に作用してインスリンを分泌させる薬剤が中心になりますが、安易にその薬に依存すると、先に書いたようにすい臓を疲弊させてしまいます。出来るだけすい臓に負担をかけないように、他の全身的に作用する薬剤や消化吸収を抑制するようや薬剤を一緒に使用して、血糖をコントロールするようにしています。

  • かなりすい臓が疲弊されてしまっている方については、一次的にインスリン注射を導入して、すい臓の回復を待つ場合もあります。インスリンは1日1回の長時間作用タイプを中心に使用します(ランタス)が、血糖のコントロールの困難な方は、1日3回といった頻回なインスリン投与でコントロールすることもあります。

  • 血糖のコントロールのみならず、神経症や網膜症、腎症などの糖尿病の合併症についても定期的に観察を行い、必要があればそれに対しても治療を行います。糖尿病で治療中の方は、定期的に腱反射や足の動脈の観察をしています(追加料金はありません)

  • また高脂血症や高血圧、高尿酸血症についても、糖尿病があるとより厳格はコントロールが必要にあります。コレステロールは180-200程度、血圧も出来れば120-130くらいに抑えておいた方が将来的な脳梗塞や心筋梗塞の危険を回避することができます。


2008/6/16
2008/7/14
2008/08/11
2008/09/08
2008/10/08
HgbA1c
8.9
7.8
6.6
5.6
5.4


治療経過の一例です。
もう少しゆっくり治療してもよかったと思いますが、
思いのほか早く血糖が安定してしまいました。

 

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