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2008年10月9日 更新

鼻からの胃カメラについて

 

鼻からの検査は非常に楽なので、通常は鎮静剤投与不要です。検査中に医師や看護婦と会話することが出来るくらいです。胃カメラ検査に不安や恐怖心がある方も、安心して検査が出来ます。カメラの太さは通常の胃カメラを比較すると、約半分です。

※頻繁に鼻血が出る方は、
   まず耳鼻科で治療されてから、検査された方が良いと思います。

鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)のメリット

  1. 検査が楽
  2. 鎮静剤が不要。
  3. 検査後 すぐに帰宅できます。

一度、鼻から検査を受けた方の95%の方が、今後も鼻からの検査を希望すると答えられています。しかし良いことばかりではありません。カメラが細いからには欠点もあります

鼻からの胃カメラ(経鼻内視鏡)のデメリット

  1. 画質が悪い(微小な癌は発見が困難) 。
  2. 視野が狭い。
  3. 吸引する穴が細いので、胃の中の空気や水などを吸引するのに時間がかかる。
  4. レンズが曇りやすく、良い写真が撮影しにくい。
  5. 止血や異物除去の処置が出来ない。
  6. 慢性鼻炎の方は、カメラが入らないことがある。

カメラが細い為、CCDのサイズが小さく、解像度に差があります。画面で見ている分にはあまり差を感じませんが、静止画にしてみると一目瞭然です。また光の量も少ないので遠景で写真を撮ると、写真が暗くなってしまいます。当然近接での撮影が主体になりますが、元々画角も狭い傾向があるために、一度に撮影できる範囲が狭くなります。この画質の差は、技術が進歩しても、その分 通常のカメラも進歩しますので、埋まることはありません。(当院で使用している経鼻内視鏡は最新型です)

吸引する穴が狭いために、痰や食物残渣は吸引自体が困難です。出血している方などは対応不可能です。検査中に咳をされると、胃の中が霧が舞ったような感じになるのですが、こういうときは胃の中の空気をいちど全部吸引してから、もう一度空気を入れなおすという作業が必要になります。そういう作業でも通常のカメラより時間がかかります。

処置ですが、検査用の色素を散布する、組織の一部を採取する、ということは可能ですが、それ以外のことは基本的に出来ないと思っておいたほうが良いです。採取できる組織のサイズも小さなものになってしまいます。


同じ患者さんです。上の写真が鼻からの内視鏡下の写真が通常の口からの内視鏡です。
医療関係者じゃなくても解像度が全然違うのは判ると思います。
当然早期癌などの微細な病変の発見率には差が出ると思われます。

以上より当院では、喉の敏感な方や若い方には経鼻内視鏡をお勧めしますが、そうでない方や詳細な観察が必要な方には通常の経口内視鏡での検査をお勧めします。経口内視鏡でも鎮静剤を使用することにより、楽に検査ができるように当院では努力しています。詳しくは口からの胃カメラのページをご参照ください。

経鼻内視鏡では、やはり経口内視鏡のような詳細な観察は出来ません。撮影する写真枚数を例に挙げると、経口内視鏡では60-80枚の写真を撮影しますが、経鼻内視鏡では、40-50枚の写真撮影になります。経鼻内視鏡でも、見落としがないように努力して検査していますが、どちらかというと検査の身体的負担を少なくすることの方を優先しています。

 

経鼻内視鏡でも、原則として色素散布を全員に行います。
詳しくは口からの胃カメラのページをご参照ください。


色素散布前


色素散布後

 

胃透視(胃のレントゲン)との比較

経鼻内視鏡でのデメリットばかり書きましたが、それでも従来の胃のレントゲン(胃透視)よりは遥かに詳しい検査が出来ると思ってください。当院では胃のレントゲンはやる価値が無い検査と思っています。かなりのレントゲンを被爆するのに、あの程度のことしかわからないのでは、割に合わない検査だと思います。諸説ありますが、1回の検査で日本における自然放射線被爆量の半年分の量を被爆してしまうというデーターもあります。もちろん反論もあるとはおもいますが・・・・

 

検査の見学も出来ます。こちらを御覧ください。

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